くうねるところにすむところ

お前が好きさ、大好きさ!

つながらないということ

読書メーターというアプリを始めた。

 

 

今年の目標に本を読むというのを掲げたので、その記録用に。読んだページ数や作者が管理されてグラフ化されていくのは、見ていて楽しい。これからもっと増やせたらより楽しくなるのだろうなと思う。

 

今日、一冊読み終わってさて登録しよう、とアプリを開くと通知が一件。「あなたの感想にナイスしてくれました」と。知らなかったがどうやらこのアプリは、一種のSNS的要素もあるようで、他の人の感想を読んだり、場合によってはコメントをして語り合ったり出来るようだった。

通知を見て、嬉しいなあと思うと同時に、なんだかどっと疲れてしまった。

 

おそらく、評価されることに。

 

たくさんのSNSで、顔を見ずとも多くの人と繋がれる世の中。何か投稿すればハートやいいねになって人から何らかの感情を飛ばされる。それらとうまく付き合えれば良いけど、自分はあんまり得意な方ではないと、ここ数年で気がついた。

なんというか、人から評価されると思うとつい頑張ってしまうのだ。綺麗な言葉を使わないと、ウケる文体で書かないと。文章に見栄が出る。気に入られたいと思って、本当に伝えたいことが二の次になる気がする。SNSと上手に付き合っている友人もいるので、見栄っ張りな自分に嫌気がさすときもぼちぼち。

最近はそれに気がついて、住み分けをするようにはしている。発信したい自分のアカウントと、ただ自分の好きなものを書くだけのアカウント。後者は一生自分以外の目につかないだろうが、それでいい。

 

言ってしまえばこのブログもそうかもしれないけれど、ここはなんというか、将来の自分が読んで「こんなことを思っていたんだな」と思えるようなところでいたい。自分の感性も時間も大事にしたい。人にいいものは伝えたい。そんな対極の気持ちの片方を殺すのではなくて、上手いこと使い分けができる人間としていたい。